「毎朝お互い起こしあって、一緒に出社しています(笑)」 同僚3人でルームシェアを始めて知った、共同生活の魅力【前編】

「もはや親戚、兄弟のような関係ですね。」そう語るのは、最近会社の同僚3人でルームシェアを始めた入居者の方々。職場の近くに同僚と広いお部屋をシェアして借りたい!思ってはいても、中々住み始めるまでに至らない方も多いのでは?生活ルール、生活費の管理の仕方、お互いの生活リズムなど、共同生活で気になるあれこれ取材してきました。

※写真撮影時のみマスクを外して撮影にご協力頂いております。

住み始めるまで社内で深く交流はないメンバーが集まった

シ)本当に兄弟みたいな空気感ですけど、みなさん元々仲が良かったのですか?

女性)いやいや、実はお互い住み始める前までは、会社の飲み会や懇親会で少し話したくらいで、ちゃんと話した記憶がなくって。年齢も私と彼が23歳で、もう一人が25歳でバラバラ。年齢が違うという事を知ったのも実は先月くらいで。年上だったんだ、みたいな(笑)

男性)元々勤め先の会社自体が大学卒業後ストレートで入っている人が多くないので、そんなに歳を気にしていないところはありますが、それくらいお互いを深くは知らない状態でした。

シ)何故また、そんな関係値のメンバーでルームシェアを始めようと思ったのですか?

女性)コロナがきっかけで一時期在宅勤務になっていた時期があったのですが、その期間に誰かと一緒に暮らしたい人たちが同期の間で自然と集まって、気が付いたら今の3人になった感じですかね。

男性)僕はコロナで人と会っていない時間が長くて凄いストレスだったので、人と暮らした方がそのストレスがなくなるかな、と思ってルームシェアをするなら今のタイミングかなと。

シ)住む前に「この人と一緒に住めるのかな?」という抵抗などはありましたか。

男性)特にないんだよなぁ(笑)

女性)元々同じ会社で働いていたので、何となくの価値観は把握していたというか。人との距離感の保ち方とか、別に群れなくてもみんな自立しているところとか、細かいところの価値観が合うことは事前になんとなくわかっていて。

一緒に住み始めても、めんどくさくはないだろうなという感じはありました。それぞれ変なこだわりとかが無いですし。まぁ今しかできない経験だからやってみようかと

男性)一緒に暮らすにあたって何か抵抗があったかと言われれば、なかったですね。

恋人を呼んだり、友達を呼んだりする?

シ)みなさん恋人はいらっしゃいますか?

女性)全員います。みんないますけど、家に連れてきたいとかはないですね。友達は連れてきたりしますけど。お互いの恋人を呼んで来て、紹介しあうとかはないですね(笑)

男性)みんな束縛とか特に厳しいわけでもなく、ドライ系?なのかもですけど、特にルームシェアを始める事に対して止められたりはしなかったですね。

シ)友達は呼んだりしますか?

男性)キッチンやリビングスペースが一人暮らしと違って充実しているので、宅飲みはしたりしますね。

女性)友人が来るときは、ルームメイト同士のグループチャットで「いまから来るよ~」ってゆるく共有したりして。

男性)根本の価値観とか趣味が似ているので、友人を呼んだりするのもフラットにしてますね。あまり気にし過ぎないです。

ルームシェアの日常の過ごし方

女性)ルームシェアを実際に始めてみてわかったんですけど、テラスハウスって嘘だなって(笑)テラハではよく1対1でご飯に行くシーンがありますけど、わざわざ2人でご飯とか行かないです。

男性)ね、基本3人で行動するもんな(笑)毎日一緒に出社していますし。

シ)え!毎朝みなさんで一緒に出社してるのですか?(笑)

女性)朝ご飯は基本食べないのでバラバラですけど、毎朝起こしあってますね。誰か一人が起きたら他の2人を起こすみたいな(笑)

男性)本当に兄弟とか親戚みたいな感じです。ケンカすることもないですね。

女性)週末もみんな予定が入っていない時には気が付いたら一緒に行動していて、一緒に買い物に行ったりご飯を食べたりしていますね。周りから見たらそんなに一緒にいるの?と気持ち悪がられるかもしれませんが、別にそれが苦に感じることはなく。

男性)平日はみんな生活がバラバラなので食事もバラバラですが、週末は気が付いたら一緒に過ごしていることが多いですね。

女性)みんなのグループチャットがるので帰宅時間は毎日共有して、夜ご飯を準備するかとか連絡を取り合っています。

生活費の支払い方法について

シ)月々のお支払など、お金の管理はどうしているんですか?

女性)それは結構大雑把で、家賃が14万円なので、月々1人5万円ずつ支払って、余った1万円を洗剤などの生活費に充てています。

男性)みんなの共同財布みたいな感じですね。

女性)食費は基本個人が別々に負担しています。調味料とか飲み物とかは共同財布から出してますけど・・・

男性)でも、パスタなどを誰かが買ってきたら、結局それをみんなでシェアして食べるので、食費に関してはざっくりですね。

女性)一緒にスーパーに行った際、誰かが代表してお金を払ったら後で請求したり、食事に関してはきっちり決めるのも大変だと思うので、奢り奢られって感じです。良くないとは思うんですけど、ルームシェアを始めた時からこういう感じできてしまっているので、ゆるくやっていますね。

生活ルールについて

シ)生活ルールなどは設けたりしていますか?

男性)そうですね。ルールというルールはあまり決めてません。あったとしても、各自細かいルールです。(男性のもう1人の)ルームメイトが勝手に服を借りていくので、服を借りるときは一言告げるとか、借りたら洗って返すとか。

女性)私は、お箸を机に直に置いてはいけないというルールを作りました。3回やったらアウトね、みたいな。3回やられたら料理でも作ってもらおうかな(笑)

シ)洗濯物とかってどうしてるんですか?

女性)基本的に私が男物と女物を分けて洗濯を回しています。タオル類は分けずに一緒に洗濯します。

男性)ルームメイトの女性が僕たち男の衣服も代表して洗濯してくれているって聞いたらルームシェアを考えている男女の方々は嫌になったりしないのかな(笑)

女性)や、でも私は各自それぞれで洗濯してもらうよりも、自分でまとめて洗濯した方が良い理由があって。各自洗濯にすると、洗濯置き場に洗濯をする前の衣類が溜まるのが目に見えているので(笑)それが嫌なので、私がまとめて女性ものと男性ものを分けて洗濯しちゃう方が自分にとっても効率がいいんです。なので、正直洗濯をすることは苦ではないですよ!(笑)

ルームシェア生活の魅力について

女性)一緒に住んでよかったなと思うのは、価値観や趣味が違う人と住んでいると、今まで聞かなかった曲を聴けたり、全然関わりの無かった趣味に触れたりすることができるのが楽しいですね。そういうのが楽しい人はルームシェア生活、向いているかも。

男性)趣味を共有したり価値観が広がる事がしんどいと感じる人は、一人暮らしの方が向いてるかもね。ルームメイトとの生活や価値観の違いが逆にストレスになっちゃうと思うし、違うところ探しみたいになってしまうのは良くないと思うし。

女性)あ、あと私、お化けと虫が怖いんですよ(笑)ルームシェアだと、お化けとか虫とか怖く感じないところがいいですよね。ルームメイト選びは、親しくてニコイチ!みたいな感じよりも、案外近すぎない関係の人の方がいいのかも。私たちみたいに、たまたま帰り道が同じだった距離感みたいな、そんなことを最近思ったりしています。


どうやって今のお部屋を選んだのか、お気に入りスペースは?などお部屋やインテリアについては後編で紹介します!(後編へ続く・・・)