ルームシェアを途中で解消する場合、注意するべきポイントは?

ルームシェアのトラブルに一番発展しやすいタイミングが、ルームシェアの解消時です。あくまで賃貸なので、永遠に共同生活が続くわけではありません。また、当初は2年の契約を想定していたとしても、時間が経つにつれ状況が変わり、途中で解消の必要性が迫られる場合も。こんなはずじゃなかったのに!とならない為に、ルームシェアを始める前に、解消時のルールをお互いで話し合っておくことをおすすめします。

まず前提として、他人と暮らす上で心得て置くこと

家族との共同生活ですら、日常を共にする中で納得行かない事や不満がたまる事は自然に発生しますよね。家族との生活でも喧嘩や不満が起こるのに、赤の他人と日常を共にするルームシェアでは起こらないわけがありません。

そもそも、育った家庭環境やこれまで過ごしてきた環境が全く同じという人間は存在しないのですから、価値観やバックボーンが違う個々の人間同士が日常生活を共に送る上で喧嘩や不満が起こる事は自然な事のように思います。自分がこれまで無意識に「あたりまえ」と思って過ごしてきたことも、他人からしたら「あたりまえ」ではないことも多いのです。

まずルームシェアを送る全ての人へ伝えたい事は、同じ人間は誰一人として居らず、生活する中で自分の「あたりまえ」との違いから生まれるズレによって喧嘩や不満が起こる事は仕方がないという事です。

ルームシェアでは喧嘩もおこるし、あたりまえという概念も通用しない、だからこそ、お互いが言いたい事をきちんと言えて、その上で相手の違いを受け入れようとする姿勢が大切です。この世に全く同じ人は存在しないのですから、自分の意見を我慢せずに伝えて、違いを受け入れようとする姿勢がとても大切になってきます。(大事な事なので2回言いました。笑)

ルームシェアを始める前にルームメイトに確認しておきたいこと

ルームシェアはきちんと自分の意見を伝えて、相手の違いを受け入れる姿勢が大切だという前提がわかったら、次は、ルームシェアを始める前に、いくつかルームメイトと話し合っておきたい事項があります。

1>退去時(ルームシェア解消時)にはトラブルが発生しやすい

ルームメイトとトラブルに発展しやすいのは、ルームメイトのどちらかが途中で出て行ってしまう、または賃貸契約満了後に契約更新をせずに退去する際のような、ルームシェア解消時です。退去時にトラブルが起こりやすいのはルームシェアだけでなく、一人暮らしの通常賃貸の場合も同じで、通常は敷金の返却やハウスクリーニング等の支出の責任の所在が不明確といった理由からトラブルに発展することが多いですが、ルームシェアの場合はそれらの物件に対するトラブルに加えて、事前に各々で退去時のルールを決めておくことをオススメします。

2>事前に決めておきたい退去時(ルームシェア解消時)のルール

楽しいルームシェア生活を素敵な思い出のまま終わらせる為に、下記の項目は必要に応じてできるだけ事前にルームメイトと話あっておく事をオススメします。

・そもそも2年間住む予定はあるのか?

・2年の賃貸契約満了前に退去する場合、退去の○○ヶ月前までに伝えること

・その期間を守らずに退去を申し出た場合は、退去前宣告期間の賃料分を支払うこと

・退去時の家具の引き取りは、家具購入段階(またはお部屋での利用を開始する際に)どちらが退去時に持って行くのか決めた上で購入(または使用を開始)すること

・退去時に発生する費用の清算方法を事前に決めておくこと

3>生活リズムの事前共有

退去時(ルームシェア解消時)のルールを話しあったら、実際にルームシェアを行う場合快適な生活にするために、お互いの生活リズムを事前に共有しておきましょう。

・平日の起床時間、出勤時間/帰宅時間、就寝時間

・休日の過ごし方

・自炊派 / 外食派

・お風呂は湯船を頻繁に利用する・しない

・洗濯の回数

・掃除の回数

・ゴミ出しのやり方、当番

・共同生活を送るうえで気にしている事・絶対に守って欲しい事

ルールを決めた上で、更に気を付けたいこと

退去時(ルームシェア解消時)のルールを話し合い、事前にお互いの生活リズムを共有したら終わりではありません。実際にルームシェアがはじまると、いくら事前に話し合っていたとしても、ちょっとした価値観の違いからストレスがたまり、喧嘩に発展することもあるでしょう。

ストレスがたまったり喧嘩をおこさないようにするのではなく、何故ストレスを感じているのか?なぜ喧嘩になったのか?その理由を考えて、その都度お互いに素直に思っていることを直接相手に伝える事が大切です。

コラムのはじめにもお伝えしましたが、自分と全く同じ人間なんて存在しないのですから、生活をする中で違いが生まれる事はあたりまえなのです。違いは、悪い事ではありません。

だからこそ、違いを感じた時は、その都度相手に素直に伝えましょう。

相手に思っている事を素直に伝える事は、嫌われるかも、関係が悪化しちゃうかもといった不安がつきまといます。ですが、それを我慢してしまうと、違いの否定に繋がり、言いたい事が言えない自分に嫌気がさして、最終的には相手の存在すべてに嫌悪を示してしまいかねません。

せっかく様々な暮らしの選択肢の中で、そのルームメイトとの生活を選んだわけですから、その選択を悔やむ思い出にするのではなく、自身の人生における素敵な思い出の1つになれるように、出来る事はやっておきましょう。

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ルームシェアのお部屋探しは、シェア相談許可が取れているかを事前に確認する必要があります。今回の記事にもある通り、事前確認をしないまま申し込みを提出してしまうと、申込提出後に実はルームシェアNGのお部屋だった、入居後にシェア不可な物件でシェアをしていたことがオーナー様にバレてトラブルになったなどのリスクに繋がります。

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