複数人一緒に賃貸物件を借りる「ルームシェア」申込み前に必要な書類一覧

ルームシェアの申込み形態は、ルームメイトの中で代表者を決めて申し込み審査を行う「代表者契約」と、ルームメイト全員が契約者となり契約を結ぶ「連盟契約」の2種類があります。

とはいえ、ルームシェア可能な賃貸物件のオーナー様の殆どが代表者契約で契約を結ぶことを希望している為、実際には代表者の方に用意頂くことが多いかもしれません。

物件によっては代表者契約の場合であっても、入居者全員に同一書類の提出を希望する場合もあるので、代表者以外の方も参考にご覧ください。

1.ルームシェア可賃貸物件に申し込む際に必要な書類

ルームシェアとして申し込みを出す際に必要な書類は、基本的には単身で賃貸物件に申し込みを出す際に必要な書類と同じ書類となります。

1)身分証明書(運転免許証、保険証のコピー等)

一般的には、運転免許証/健康保険証/パスポートなどの裏表コピーの用意が必要となります。

2)住民票

住民票を提出する場合は、いくつか注意が必要です。基本的には発行から3カ月以内のものでなければ有効とみなされません。物件によっては稀に6カ月以内でも可とする場合がありますが、出来るだけ最新の住民票を用意しておきましょう。ルームメイト全員の住民票の提出を求める場合があるため、代表者の方だけでなくその他のルームメイトの方も準備をしておくとスムーズに申し込みが行えるかと思います。

住民票は役所で取得できますが、独身の方が取得する住民票の場合は、本人の氏名と住所が記載された【一部事項証明】を取得しましょう。

3)印鑑および印鑑証明書

印鑑証明書は、区役所や役場の出張所で発行できます。他にも郵送でのサービスを行なっている市区町村もありますので確認の上事前に用意しておきましょう。

4)収入を証明する書類(源泉徴収票・確定申告書の写し等)

勤め先の会社が発行する書類は、「源泉徴収票」「給与支払証明書」「雇用契約書」があります。企業によって発行に時間がかかる場合もありますので、引っ越し前に事前に勤め先に確認をしておきましょう。

5)その他

基本的には入居者の方のみに書類を用意して頂ければいいのですが、物件オーナー様によっては親御様(親族の方)または連帯保証人の方にも印鑑証明書の提出を求める場合があります。ルームシェアの話が進んだ際には、親御や親族の方にも事前に伝えておくと、いざ書類用意が必要となった場合にスムーズに依頼がしやすくなります。

2.契約する際の注意点

最近ではほとんどの賃貸物件が申し込みをする際に利用を必須とする家賃保証会社ですが、ルームシェアの場合は家賃保証会社の利用に加えて、入居者すべてに保証人を立てる事を必要とする場合があります。

理由は管理会社がオーナー様に安心して頂く為です。ルームシェアはファミリーや単身で貸し出すよりも途中退去や賃料滞納のリスクが高いので、万が一に備えて、「家賃保証会社+保証人」どちらも必要とする場合があります。そのあたりは物件管理会社によって指定提出書類が変わってくるので、しっかりと必要書類を確認してみましょう。

3.申込み手続きの流れ

一般的には気に入ったお部屋が見つかり、お申し込みに進まれる場合は下記の手順で申し込み審査が進みます。

①申込書の手配

物件案内を行った仲介事業者が、物件管理会社から申込書を手配します。

②申込書の記入

申込書に記入します。記入項目について不明な点は仲介事業者に確認をしましょう。

③申込書と必要書類を提出

申込書の記入が終わったら、指定された必要書類も併せて提出します。

④入居審査

家賃保証会社を利用する場合は、家賃保証会社の審査があります。ルームシェアの場合、家賃保証会社の審査に加えてオーナー様審査があります。シェアの条件によってはオーナー様審査が不可となってしまう場合もあるので、事前にシェアの条件で相談が可能なお部屋に申し込みを出すことをお勧めします。

※審査状況次第で追加書類の提出が必要となる場合があります。

⑤審査通過

⑥初期費用の請求

審査通過後7日以内に初期費用の支払いを指定する管理会社が基本的には多いです。

⑦支払い後、契約締結

契約締結方法は物件管理会社によって異なります。基本的には管理会社へ出向き対面で契約を結ぶ必要がありますが、最近では非対面でIT重説を導入している管理会社もあるので締結方法についても事前に確認をしておくとスケジュール調整などスムーズに進むかと思います。

⑧鍵渡し→入居

鍵の受け取り方法も物件管理会社によって異なる為、契約締結後の鍵渡しの方法についても事前に確認を取っておきましょう。

申込をしてから14日後に賃料発生日と指定するオーナー様が多いので、申込を出す前に賃料発生日から逆算をして初期費用の準備などを確認しておきましょう!

4.ポイントまとめ

上記に書いた通り、基本的にはルームシェアの賃貸契約も一般的な一人暮らしの賃貸契約もさほど大きな違いはありません。ですが、契約者が1人(代表契約)なのか、それとも入居者全員(連盟契約)なのか、保証人の承諾や許可をきちんと取れているかがなど、一人暮らし以上に申込に際して確認をするポイントが存在します。入居後のトラブルを回避する意味でも、事前にルームメイトとよく話し合って慎重に準備を進めていくと良いでしょう。

賃貸契約については、物件管理会社によって契約形態(代表契約/連盟契約)や必要書類などが異なる為、きちんと指示に従い申し込み審査を進めるように心がけましょう。

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ルームシェアのお部屋探しは、シェア相談許可が取れているかを事前に確認する必要があります。今回の記事にもある通り、事前確認をしないまま申し込みを提出してしまうと、申込提出後に実はルームシェアNGのお部屋だった、入居後にシェア不可な物件でシェアをしていたことがオーナー様にバレてトラブルになったなどのリスクに繋がります。

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